ブルペンに入るときの立てるべき目標とは?より効率的な練習とは?バッターは立たせたほうがいい?球児必見!
こんにちは。
投手の皆さん、練習メニューの1つにブルペンで投げるってありますよね?
「なにを当たり前なことを」って思ったでしょう。
では質問ですが、毎回のブルペンでの練習の際に目標を持って練習していますか?
ノーと答えた方、このブログを読めばその大切さと、方法がわかります。
イエスと答えた方、ではもう一度質問です。ブルペンに入る時に立てるべき目標とはどんな目標でしょう?より効率的な練習方法とはどういったものでしょう?
なかなか難しい質問ですね。このブログを読めばきっと、あなたの成長につながると思いますので是非読んでいってください。
それではまず正しい目標の立て方、行ってみましょう。
ブルペンでの練習の効率を上げる目標の立て方と練習方法
なぜブルペンに入るのかを問う
練習目標を立てるときの出発地点は「なぜその練習をするのか」です。
あなたはなぜ、次回ブルペンに入るのですか?
・練習メニューとして課されたから
0点の目標です。こんな意識じゃあなたの上達するスピードは「赤ちゃんのハイハイ」レベルですね。
皆さんがブルペンに入る時に立てる目標は
・球を速くする
・コントロールを良くする
・スタミナをつける
・新球種を身につける
こんなところではないでしょうか。
とてもいい目標だと思います。
でも、もう一工夫すればより良いものになります。
何をするかというと、「もう少し細かく、具体的な目標にする」です。
なぜ細かい目標がいいのか
結論から申し上げると、もっと細かくすれば、それにあった練習方法が見えてくるのです。というか、目標を達成するための練習法が見つけやすくなるからです。
例えば
「球速を上げたい」だったら、平均球速を上げたいのか、マックスの球速を上げたいのかで最適な練習方法が変わってきます。
大前提として球速を上げたい際には、いかに大きな力を自分で生み出し、いかにロスなくボールに伝えるかが重要です。
でもその中でも、平均球速を上げるには、より少ない力で速い球を投げる体の使い方を覚える、体を慣れさせる練習をするべきですが、
最大球速を上げるには、自分の出力を上げる必要があり、そのための練習としてマックスの力を生み出し、自分の筋肉を限界突破させる方法が効果的です。
他にも、「コントロールを良くする」だったら、
ストレートのコントロールなのか変化球のコントロールなのかで投げるべきボールが変わってきます。
決め球としてなのかカウント球としてなのかでも投げるべきボールが変わってきますよね?
だから、漠然とした目標ではなく細かな目標が大切なのです。
次に目標達成のために一番いい練習方法を考える、調べる
ここが一番大切なポイントです。
せっかく細かく良い目標を立てたんだからそれを達成するための良い練習をしましょう。
良い練習は自分で、教わる、探す、考えることをしない限り、向こうからは勝手にやってきません。
コーチがいれば、「こんな目標を立てたんですけどどういった練習をすれば良いでしょうか」と聞くのがいいでしょう。
よっぽど嫌われていない限り答えてくれると思います。
コーチがいないチームもありますよね。そうしたら自分で考えなくてはいけません。やることは、本、ネットで調べて自分用に応用しながら練習メニューにうまく組み込むことです。
この時代、ネットが発達し、野球の練習方法なんていくらでも探せばあります。このブログもその内の1つです。そういった情報をかき集めてライバルと差をつけましょう!
ここで1つ注意です。調べるに当たって、練習方法をひたすら調べてもまだ甘いです。練習方法だけでなく、野球全般について詳しくなりましょう。いわゆる、「野球脳を鍛える」ことをしましょう。
例えば、正しいフォームはどういったものかについてを学べば、力のロスなく、速いボールを投げれる、コントロールも安定する、疲れにくい投げ方がわかり、自分のフォームと比較することで、自分に何が足りないかがわかって練習するべきポイントが見つかります!
そういった自分の野球に関する知識が多ければ多いほど(野球脳が鍛えられていればいるほど)、今後につながります。
不調の時もその原因がわかったり、ケガしないようにペース配分できたり、試合でも相手に頭で勝てるようになり、余裕が生まれます。
本当に野球脳を鍛えることは無駄になりません。絶対にやったほうがいいです。
さらに野球脳の重要性、鍛え方について深堀りした記事も用意しているのでぜひ読んでいってください。(この記事の一番最後にもリンクは張っていますのでこの記事を読み終わってからでもすぐにいけるようになっていますよ)
練習方法を考えるうえで知っておきたいこと
上で散々野球脳の大切さについて語りましたので、この記事にも少しマニアックな、かつ役立つ知識を載せておこうと思います。
練習法を考えるにあたって、あなたは時期と自分の習熟度を客観視し、ブロック練習に取り組むべきか、ランダム練習を行うべきかを選択する必要があります。
と、言ってもほとんどの人はブロック練習とランダム練習の意味が分からずにぽかんとしていると思うのでそこから説明しますね!
ブロック練習とは
ブロック練習とは、ストレートだったらストレートをたくさん投げ続けるといった単調な、練習内に変化が少ない練習のことです。
「今日はストレートだけ300球の投げ込みだ!!」みたいな日本古来の練習方法はブロック練習に当たります。
ランダム練習とは
ランダム練習とはその逆の変化に富んだ練習のことです。究極の例としては紅白戦で登板することです。キャッチャーからのサインは球種もコースも毎球バラバラで、ランナーが出ればクイックで投げることになりますよね。より試合に近い練習ともいえるでしょう。
どっちをやればいいの?
当然こんな疑問が出てきますよね。
正解は「どっちのタイプの練習もするべき」です。
ただ、やる時期と、目的が異なります。
簡単に言うとブロック練習は感覚をつかむためには向いている練習方法で、ランダム練習は試合でその能力をより発揮できるようになるための練習方法です。
なのでもしあなたが新球種を習得したいと思ったら、初めは感覚をつかむために何度も繰り返しその球を投げ続けることがベストです。そして、感覚を少しつかんだら、次はランダム練習のフェーズに入ってください。ストレートと混ぜたり、クイックから投げたり様々な変化をつけて、いつどんな状況でも投げれるようになる練習をしてください。
ここで一つ注意してほしいのは、ランダム練習に移行するのをなるべく早くすることです。
日本人の性格的に完ぺきを求めがちなので、感覚をしっかりつかんでからランダム練習にする人が多いですが、圧倒的に、ランダム練習を多くこなすほうがうまくなるという研究結果が出ていますので、すぐにランダム練習に移ってください!
すぐですよすぐ!
バッターは立たせたほうがいい?
この疑問もピッチャーなら一度は持ったことがあるでしょう。
これも上のブロック練習とランダム練習の考えを応用することができます。
試合で能力を発揮したいなら試合により近い、「居心地の悪い練習」をこなすべきです。
だからある程度感覚をつかんだら、バッターを打席に立たせて練習しましょう!
デッドボールが怖いからって言って逃げていても試合で活躍できませんよ。勝てるピッチャーになりたいなら、腹をくくってください笑
ちなみに打席に立つバッターにもメリットがあります。
生きたボールをたくさん見て、ボールの残像の引き出しをたくさん持っていればいるほど試合で初めて対戦する投手の球に対応するまでのスピードが上がるのです。
だから、ブルペンで打席に立って投手の球を見ることも一つの良い練習で、win-winの関係になるんです。
こう思うとデッドボールを当てるのが怖いからって逃げているのがもったいなく感じますよね?
まとめ
この記事では、主にブルペンに入る際の正しい目標の立て方といい練習方法を解説しました!
最後にざっとおさらいすると、
- 目標は細かく
- 練習方法は教わるか、調べて考え、よりよいものを採用して
- ブロック練習とランダム練習はうまく使い分ける
と、より効率的な練習になるんでしたね。
そういえば野球脳の大切さも解説しましたね。その際に下にリンクを貼っとくと宣言してたので貼っておきますね。
ここまで読んでくださり本当にありがとうございました。
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それでは!
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